対象読者
● Linuxコマンド初学者
要点
● cdコマンド = ディレクトリ内で居場所を変更するコマンド
● cd /c/Users
の様に、cd + 絶対パスor相対パスを指定して実行するコマンド
cdコマンドとは?
cdコマンドとは、ディレクトリ内で居場所を変更するコマンドです。
ディレクトリについては、ディレクトリとは?を参照下さい。
具体的に何ができるの?
次にcdコマンドを使ってどのように書いディレクトリを移動するかを見ていきましょう。
ディレクトリの変更方法は、絶対パスを用いたディレクトリ移動と相対パスを用いたディレクトリ移動があります。難しそうな名前ですが、簡単に理解する事ができるので一つづつ見ていきましょう。
絶対パスとは目的のファイルや階層までの道順を最上位の階層から全て記載するもので、相対パスは現在位置から目的のファイルや階層までの道順を示すものです。以下で絶対パスと相対パスを見ていきましょう。
絶対パス
まずは絶対パスです。デスクトップを絶対パスで表すと以下のようになります。
/c/Users/YamadaTaro/Desktop
/
で区切って、最上位の階層からデスクトップまで順を追って記載されているのが分かりますね。
相対パス
次に相対パスです。ここでは現在Usersというディレクトリに居るとしましょう。するとデスクトップまでの相対パスは以下となります。
./YamadaTaro/Desktop
“.”は現在のディレクトリを表します。現在のディレクトリから見たDesktopまでの道順が記載されている事が分かります。
実際に使ってみる
では、実際にcdコマンドを使ってみましょう。
cdコマンドはシンプルで、cd
の後に半角スペースを空けて絶対パスもしくは相対パスを記載するのみです。
絶対パスでのディレクトリ移動
cdコマンドを使って、/c/Users/${ユーザー名}/Desktop
に移動してみましょう。まずはターミナル(Windowsの場合git bashなど)を開きましょう。
以下のコマンドでディレクトリ移動が可能です。
cd /c/Users/${ユーザー名}/Desktop/
※${ユーザー名}にはご自身のコンピューターのユーザー名が入ります。
現在のディレクトリを確認するpwdコマンドで確認すると、/c/Users/
から/c/Users/${ユーザー名}/Desktop/
へ移動した事が確認できます。
相対パスでのディレクト移動
今度は相対パスを使って/c/Users/
から/c/Users/${ユーザー名}/Desktop/
へ移動してみましょう。
Desktopは/c/Users/
から見ると${ユーザー名}の配下にあるので、${ユーザー名}→Desktopの順で道順を指定しましょう。すると以下のようなコマンドになります。
cd /c/Users/${ユーザー名}/Desktop/
【次の記事】
mkdirコマンド